ねこ大量虐殺事件 占いのおばさんの話し




そもそも大矢誠を特定し、逮捕に至ったのはあいつと同じ時期に捕まって拷問を受けた仲間が瀕死の中で近づいてくる大矢に必死の抵抗で爪攻撃をした時にできた傷が動画に映っている傷と大矢誠の傷と一致したのだ。彼のダイイングメッセージを無駄にしてはいけない。
 話しを聞くだけで涙がこみあげてくる。オレは人間みたいに名前もないし字も書けないから署名もできない。人間は署名で声を上げないと実際にバーナー持って大矢誠の家に行ったら犯罪者になってしまうからこれしかできないのだろう。オレは何ができる?
 実際、大矢誠は女性誌記者以外のメディアの人物が声をかけたらやはりそそくさと逃げ出したようだし、自分のしたことが意外と世間に受け入れられていないことに戸惑っているらしい。ぱそこんの中では神だったのにな。

ぱそこんの中の黒ムツたちはたぶんきっと自分の妄想を実現させたり、欲望を満たすために大矢誠を実行犯としてうまく煽ててなんでもやらせた。承認欲求の強い大矢との利害関係が一致した瞬間だ。本気で神なんて思ってもいないから大矢誠が逮捕されたらそれも笑いものにしていたらしい。そんなものだろう。仲間割れだ。



 目立って暴れていた黒ムツたちも自然発生した反大矢誠のチームに特定されて監視されているとの話しだ。 

スポンサーリンク

モモタがやってきた。あいつはやさしい。一人になったオレを心配してくれている。モモタが口を開く。「うちのおばあちゃんの友だちが来て、大矢誠の話しをしていたんだ。その人は占いができる人で、占いっていうのはカードや星を見て過去や未来を読むことができるのね、それでその人が言うには大矢は13匹のねこを殺して捕まったでしょ、ホントはもっと虐殺してるけど13匹だけっていうのは実は殺されたねこからのメッセージなんだって。占いのカードで13ていうのは死神のカードで、死の予兆とかバッドエンディング、風前の灯、破滅、離散とかの意味なんだって。これはねこから大矢へのメッセージで、逆位置ってゆーのがあって、大矢に向けたカードがそれならねこへは逆位置ってことで、それは起死回生、名誉挽回、コンティニューとかのメッセージがあるから、ねこたちは希望があるってことなんだって。つまり、あいつに殺された仲間たちはおめおめと死んでいかなかったんだ。ねことしての誇りがあるから、このままでは終わらせない、許さない、っていうメッセージを出しているんだよ。」
 ねこが占いを知ってるかは知らないが、人間に分かるようにメッセージを送っていると思うと涙が止まらない。誰にも気づかれずに大矢誠に燃やされて毛皮を剥がされた仲間もいる。オレだって大矢誠と大矢誠愛護団体をぶっ殺したい。泣いているだけじゃだめだ。どうにかしたい。

人気ブログランキング


Translate »